アカデミックにおける活用事例
研究のほか、ファイナンス教育などの授業でもご活用いただいております
早稲田大学や京都大学における活用例をご紹介します
アカデミックにおける用途
講義・授業でのご活用
授業での利用には「分かりやすさ」「操作のしやすさ」が非常に重要になります。特に多くの学生・生徒をかかえる教員であれば尚更となります。その点、Crystal Ball は操作が非常にシンプルで、かつ既存のスプレッドシートに後付けでの分析が可能となります。他社サービスと比較しても圧倒的な操作性を誇るため、よく授業でご活用をいただいております。
また、導入方法も非常にシンプルで、ソフトウェアのインストール(Excelのアドイン)となります。
研究・論文執筆におけるご活用
ビジネスにおけるご利用と同じく、結果のアウトプットが簡易であることからご好評いただいております。
お持ちのExcelから数クリックで、モンテカルロ・シミュレーションや感度分析、トルネード分析などの結果が、論文用の図表としてアウトプット可能となります。すべての過程においてコーディングが不要となります。また、グラフ・プリファレンス機能により、アウトプットした図表の形式や色、分析用の指示線なども自由に表現することが可能です。
実際の活用例
講義での活用例 京都大学経営管理大学院
講義の中で Crystal Ball をご活用いただいております。
ERMは企業のリスクを包括的に検討して対応するフレームワークとなります。その過程においては、リスクの認識にはじまり、評価や対応までが求められます。その際、さまざまなリスクファクターを幅広く検討する必要があるため、定量化のプロセスと相まって、モンテカルロ・シミュレーションや感度分析が活用されるケースがございます。
以下、教員の方から頂いた活用目的を引用させていただきます。
「ERMの導入に活用しています。ERMは最先端のリスクマネジメントの考え方で、1990年代から保険業界で導入されました。マイクロソフト社を初めとして、今では海外の大企業でも導入されています。」
「導入に向けては色々な要件があります。必須となるのはリスクの計量化とシミュレーションによるリスク量のコントロール及び最適化のプロセスや、プロジェクトの成功確率の検証作業などがあります。Crystal Ballは学生に演習でこのプロセスを体験させるために使っております。」
京都大学経営管理大学院 教員
- Enterprise Risk Management: 統合リスク管理
研究・論文執筆での活用例 岡山大学大学院 環境生命科学研究科
研究、論文執筆に Crystal Ball をご活用いただいております。
ライフサイクルアセスメントは、ある製品やサービスが、その製造工程から利用を終えるまでにどのような環境負荷が発生したのかを評価する手法となります。最近では、ビジネスや事業を対象として、その環境影響を評価するために用いられるケースが増加しております。
製品やサービスが生まれてからその一生を終えるまでのプロセスは複雑多様であり、正確な環境負荷を求めるのは困難です。データや仮定にあいまいさが残るケースが多いため、モンテカルロ・シミュレーションを用いることで、その全容を把握するという試みが多く見られます。モンテカルロ・シミュレーションと感度分析を活用することで、入力変数の不確実性をそのままに分析を実施して、どの変数・どのカテゴリーについて環境負荷が大きかったのかを定量的に知ることが可能となります。
以下、教員の方から頂いた活用目的を引用させていただきます。
「『水俣条約後の中国における人為的水銀排出に関する研究』においてOracle Crystal Ball ソフトウェアを使用して感度分析を行いました。」
「特に、仮設(シナリオ)が結果に与える不確実性に関して感度分析が実施されました。また、水銀排出カテゴリーから生じる総合的な不確実性への寄与を決定するために、寄与度分析も実施しました。上述分析をトルネード・グラフ及びスバイダ・グラフにて出力しました。」
岡山大学大学院 環境生命科学研究科 教員
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